2020年1月22日アーカイブ

Windows10 Insider Previewの 最新ビルドのISOイメージファイルを入手する方法

Windows10 Insider Previewの 最新ビルドのISOイメージファイルを入手する方法

Windows10 Insider Preview のアップデートインストールが失敗することがある。
具体的には、Windows Updateからの更新でアップデートのダウンロード後に再起動するが、ここで始まるはずのインストールがキックされずに、そのまま何事もなく既存のバージョンが立ち上がってしまうという現象である。
ネット上をいろいろ調べると、「SFC /scannowを試せ」「アップデートファイルのキャッシュを消せ」など色々アドバイスが上がっているが、いずれもうまくいった試しはない。何がきっかけでこうなってしまうのか原因を未だに掴めていず、しかもずっとそのままになってしまうばかりか、Microsoftはこの現象を解決する気がないので、いざ嵌まってしまうと大変困る。
一時期は諦めてクリーンインストールしたのだが、あまりに幼稚で前時代的な解決方法だし、そんな事を繰り返すのはごめんだ。

ところが最近になって、たまたまダウンロードしておいたISOイメージからアップデートインストールすると上手くいくことが判った。
原因は知らんが、この状況から考えると、ダウンロードが上手くいっていないんじゃないかなという気がする。

さて、ここで問題になるのがMicrosoftからISOイメージが提供されている場合とそうでないバージョンがあることだ。
つまり、ISOイメージが提供されない毎週の中間ビルドでこの現象に嵌まってしまった場合はどうにもならなくなる。ISOイメージが提供されるまで、Windows Insider Programの“First”に参加していても何も手出しできない状態のままとなってしまうのだ。Feedback Hubを見ると、従来から同様の現象にはまる人がそれなりに多数居るようで、世界中で“助けてくれっ!”と叫び声が上がっている。しかし、こうしたことに鈍感なMicrosoftはちっとも対応してくれない。

自力で突破するしかないが、どうすれば良いか。

ISOイメージの存在するバージョンを元に、最新バージョンのダウンロードファイルとの差分からISOイメージを作成してしまうという方法が考えられる。
世には同じ事を考える人がいるもので、Google先生に聞いてみると「UUPで入手が可能だよ!」との知見が得られた。このUUP…Microsoftが提供するUnified Update Platform の略で、要するにユーザーそれぞれの状況に合わせた各種アップデートの差分を提供することでダウンロードサイズを小さくし、更新プログラム作業効率を上げられるようにしたものだ。UNIXの世界では40数年前からごく当たり前の手段なのだが、漸くMicrosoftもその重要性に気づいたようだ。

そして、今回の目的用として最終的に得られたテクニックは、「UUP dump」というサイトを使う方法。
ここを利用すれば、とても手軽…というかあっけなく解決してしまったので、自身の備忘録として書いておくことにする。

UUP dumpのサイトに行く。

https://uupdump.ml/

希望するビルドとプラットフォーム等を選ぶと、ダウンロードファイルの指定・実行やISO作成するための自動実行スクリプトが記述されたファイル一式を入手できる。

例えば「Build 19546.1000」「x64」「Japanese」「OSエディション」などを指定するだけで、必要な情報が書かれたファイル一式がダウンロードされる。
これを展開して、その中のスクリプトファイルを実行してただ待つだけ。
回線速度にもよるが10分もかからずにISOイメージまで自動作成してくれるという、優れものだ。

具体的には以下のような手順。

(1)希望ビルドとプラットフォームを選ぶ

例えば「Windows 10 Insider Preview 19546.1000 (rs_prerelease)」「amd64 (x64)」などを選び「Next」

(2)言語を選ぶ

Japaneseを選び「Next」

(3)OSのエディションを選ぶ

「All editions」を選んでおくと多少サイズが大きくなるが利便性が良いと思うので、そのまま「Next」。

(4)ダウンロードオプションを選んで、ダウンロード開始

いくつかオプションが表示されるが、デフォルトのまま「Create download package」を押す。

(5)パッケージの展開

下記のようなファイル名で数MBのzipファイルがダウンロードされるので、これを展開する。

19546.1000_amd64_ja-jp_all_xxxxxxxx_convert.zip

(6)スクリプトファイルの実行

Windows上からなら、管理者プロンプトで「aria2_download_windows.cmd」を実行する

UUPからのダウンロードが始まるので、放っておく。
最後に“Press 0 to exit.”と表示されるので指示どおり「0」を入力してスクリプトを終了。
カレントフォルダに、例えば下記のようにISOイメージファイルが作成される。

19546.1000.200110-1443.RS_PRERELEASE_CLIENTMULTI_X64FRE_JA-JP.ISO

これが、差分を使って作成された最新ビルドのISOイメージファイル、ということになる。

(7)USBメモリにイメージファイルを書込む

“Rufus”などのイメージ書込みプログラムを使って使ってUSBメモリに書込む。

あとは、SETUPを実行。

ということで、無事に最新ビルドにアップデートできましたとさ。
めでたしめでたし。