『Majestouch専用 2色成型カスタムキーキャップセット』を購入

10/17に発売になった、ダイヤテック・FILCOブランド・Majestouch キーボードシリーズ用のキーキャップセット『Majestouch専用 2色成型カスタムキーキャップセット』4,980円、を購入してみた。

この製品の特長は、今どき珍しい2色成型である、ということ。
2色成型キーキャップといえば、30年程前まではキートップの文字刻印は「2色成形」が普通だった。文字形状を綺麗に出すには、ある程度精密な金型が必要なことや2度手間であるからコスト高なのは明かで、最近は殆ど見かけない。しかし、一種の金太郎飴構造なので、いくらキートップが摩耗しても絶対に文字消えはしない。そして、何より、この構造の場合、肉厚なことに加え、素材の複合効果による振動吸収性も生まれるから、結果的にキャップを叩いた時の振動周波数は低くなる。つまり、薄っぺらいプラスチック特有の、カチャカチャした耳障りな音が抑制される効果がある。

ということで、17日にダイヤテックからのメールマガジンで、この製品が発売されたのを知ったのだが、1日だけ考えてみたが、結局 18日に発注~19日夜に到着した。
このセットに交換するキーボードは、Majestouch FKB87MRL/EB2 という製品で、CHERRY MXスイッチ・赤軸 タイプを使用したもの。
キーボードの感触の好みは人ぞれぞれで、私の場合は、長いキーストローク、クリック感がなく、しかも押圧が低いものが好み、ということで、これまで20台近くも様々なキーボードを試してきたが、この赤軸タイプに行き着き、この数年はこれを使い続けている。

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キーキャップセットは、こんな梱包で届いた。

早速、標準のキートップを外して、ついでに溜まった埃の掃除を行ってから、カスタムキーキャップに取り替えた。

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因みに、オンラインショップ限定・“Majestouch専用104英語配列・2色成型カスタムキーキャップセット”は、テンキー付き 104タイプ。交換対象のキーボードはテンキーレスなので、テンキー部のキーセットが余ってしまうが、まぁ仕方がない。

従来のキーキャップとの形状違い、高さの違いはこんな感じ。

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「E」だけ取り替えてみたときの様子。

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●打音の変化
文字で表現するのは少々難しいが、打音の音量は明かに抑えめになり、その高さもコポコポと低いものになったのは確かだ。そして、キーキャップタッチ時に発生するカチャカチャした音がなくなり、キーの底突き時にベースプレートやケースから発生する低い音のみになった。

●タイピングの快適さ
キーを真上から打つタイプの人には、キーキャップの振動がないため、タイピング感触が大幅に向上すると思う。
ただ、「すり鉢状のキートップ面」形状によって隣接キーから流れるようなタイピングはやや難しく、人によっては指が引っ掛かってしまうかもしれない。
キートップは、実測では3mmほど高くなっただけなのだが、実際の打鍵感覚ではもっと大きく感じる。キーを真上から打つ姿勢を長時間保つにはリストレストが必要かもしれない。試しにリストレストを置いてみると、いきなりタイピングがしやすくなった。

ということで、ここまで、新しいキーキャップを使ってタイピングをしたのだが、とても良い感触だ。キーを打つのが楽しくなる、なんというか久しぶりの打鍵感。ふと、いにしえのMacintosh PlusのM0110 キーボードの感触を思い出した。

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やーいい商品を発売してくれた、ダイヤテックさん。今回は自宅のキーキャップを換装したが、売り切れにならないうちに、仕事用も早速注文しよう。
そうそう、どうせなら、テンキーレス用のキャップセットも販売してくれたらなぁ。